日本SOD研究会 | 活性酸素による様々な弊害や疾病と活性酸素を抑制する丹羽SOD様作用食品について

丹羽療法に使用される、天然素材チャーガ、タベブイア。アベラネダエ、アガリクス茸。

鼎談「西洋医学をベースに統合医療を」

前回から引き続き、長年、統合医療を実践してきた帯津良一氏と丹羽靭負(耕三)氏の対談。
座談会の司会は、動物医療の分野に統合医療の手法を取り入れたジェナー動物クリニック院長・長瀬雅之氏が行った。丹羽氏はアガリクスやカバノアナタケ、独自加工した天然成分を活用した治療を行っている。

丹羽:
長年がん治療に携わり、感じているのは、漢方医の悪いところは、科学的なことを排除している点です。
検査であったり、CTであったり、副作用がない範囲である程度科学的なことは取り入れ、悪い箇所は確認してから治療に入るべきですね。例えば、肺炎の場合、漢方薬よりも抗生物質のほうが有効です。全ての漢方医がそうだとはいいませんが、科学的なものを取り入れている漢方医は少ないように感じます。
長瀬:
帯津先生は、その点についてはどう思われますか?漢方やホメオパシーを実践する医師は、ストイックにそれに集中する傾向がありませんか?
帯津:
それはいえますが、決していいことではありませんね。私がいつも言うのは、西洋医学がしっかりしていなければ、統合医療にならないということです。
だからこそ、漢方医もホメオパシー医も、西洋医学のベースをしっかりと持っていてもらいたい。ですから、うちの病院では、西洋医学はしっかりしています。
がんの患者さんが、いくら西洋医学以外で治療したいといっても、閉塞性黄疸になったり、胸水や腹水が溜まったり、年中、管を刺したり、抜いたりは西洋医学の専門医が行わなければならないんです。
こうした治療は、やはりエキスパートが行わないと、患者さんが苦労します。もちろん、抗がん剤も使うべきときは使います。
丹羽:
そうですね。化学療法も上手に取り入れると、もっと延命治癒率は上がると考えます。
長瀬:
それでは、中医学だけの医師たちは、どんな治療をしてるんですか?
帯津:
日本の医師免許持ったうえで、中医学専門の医師たちはそうでもないと思うのですが、中国出身の鍼灸専門医などは、西洋医学をやらない方が良いと平気で言う人がいるのです。
選択肢を奪うことになり、返って症状を悪くしてしまう。
丹羽:
民間療法の悪いところですね。
帯津:
ええ。そうですね。やはり全体を見ることが大切です。たとえば、ホメオパシーをちょっと習うと、これに没頭して、天下を取ったような気になって、全部ホメオパシーで片付けようとする。
そうじゃないんですよね。ちゃんと中医学も西洋医学も、視野の中に入れてこそのホメオパシーなんです。
丹羽:
いろんなことを試してみることです。音楽療法も、太極拳も、それから副交感神経を刺激する腹式呼吸も、いろんなことが全部効いてるんです。
ひとつだけではなくて、いろんなことをかみ合わせてこそ統合医療です。その中に、西洋医学のいいところだけ持ってくる。それがホントの医療ではないのでしょうか。

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*丹羽靭負(耕三)氏の病院等に関する問い合わせは日本SOD研究会(03-5787-3498)まで。

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