日本SOD研究会

最近、健康の鍵を握る物質として“活性酸素”と“SOD”の役割がクローズアップされてきました。そして、“活性酸素”が体内で増加すると、癌や成人病を始め、種々の弊害や疾病を引き起こすことがここ数年の間で明らかになってきました。

これからの総合医療時代に向けて~医療現場に求められる健康食品とは~

「医食同源を実現したSOD様食品」土佐清水病院院長・丹羽靭負(耕三)氏

このシリーズでは、長年代替医療に携わる医師に現在の医療の現状、健康食品との関わりについて聞いている。今回は1180号から引き続き、土佐清水病院(高知県土佐清水市)院長の丹羽靭負(耕三)氏。
丹羽氏は、大豆やハトムギ、ゴマなどを焙煎・発酵・油剤化した健康食品(『丹羽SOD様食品』)を開発し、それを自身の治療に取り入れている。今回はなぜSOD様食品の開発に至ったその理由を聞いた。

20年ほど前、強い副作用を伴う抗がん剤での治療に空しさを感じたことから、副作用のほとんどない漢方薬に興味を抱くようになった。しかし、漢方薬に副作用は見られなかったものの、末期がんなどでの治療効果は芳しくなかった。だが、正確にデータをとった訳ではないが、ごくまれに漢方薬で劇的に回復する患者がいるのも事実だった。また、当時、試してみた市販の健康食品についても、漢方薬と同様だった。そこで、自分で治療に役立つ健康食品を開発することを思い立った。

開発を進めるうちに、活性酸素と過酸化脂質はがんやアトピー性皮膚炎、膠原病などの疾病に関わっていることが分かってき、活性酸素に着目するようになった。
この活性酸素や過酸化脂質を消去するSOD様酵素とSOD類似物質(抗酸化作用物質)の研究に取り組み、天然の種子の中に含まれるビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、フラボノイド、ポリフェノールなどの低分子化合物に活性酸素を消去する抗酸化物質が大量に含有されていることが示唆された。具体的には、ゴマ、胚芽、ヌカ、ハトムギ、抹茶、ゆず汁などの素材である。

ただし、これらの素材を一般の食事の調理法だけでは、抗酸化作用は働かなかった。これらの素材はそのままの状態では、体内で有効に働く低分子はタンパク質と重合しているため、本来の力を発揮できないためだ。
そこで、①遠赤外線焙煎、②麹発酵、③焙煎ゴマ油による油剤化という三段階の加工法を用い、重合から分離させ、かつ、本来の機能を発揮させられるSOD様食品を開発した。関節リウマチや膠原病、アトピー性皮膚炎などの慢性疾患のほか、脳卒中、心筋梗塞の再発予防や後遺症の回復には予想以上に有効であった。

薬と食の源は同じだという「医食同源」という言葉があるが、このSOD様食品は、まさに食物本来の有効物質を活用することで、「医」であり、「食」であることを自負している。
ただし、SOD様食品にばかり頼り切っているわけではない。
例えば、がん治療ではQOL向上もあり、使用しているが、子供の急性リンパ性白血病や精嚢がん、悪性リンパ腫など、化学療法の効果が高い病気については抗がん剤を用いることもある。また、膠原病やアトピー性皮膚炎などについては、5%は化学薬品を治療に取り入れている。そうすることで、副作用もほとんどなく相乗効果が発揮されるケースが多々ある。

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*丹羽靭負(耕三)氏の病院等に関する問い合わせは日本SOD研究会(03-5787-3498)まで。

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