日本SOD研究会 | 活性酸素による様々な弊害や疾病と活性酸素を抑制する丹羽SOD様作用食品について

最近、健康の鍵を握る物質として“活性酸素”と“SOD”の役割がクローズアップされてきました。そして、“活性酸素”が体内で増加すると、がんや成人病を始め、種々の弊害や疾病を引き起こすことがここ数年の間で明らかになってきました。当サイトでは、活性酸素の作用、障害、除去について丹羽靭負(耕三)博士の著書を中心に、出版物、学会誌、各種新聞などの公的な資料をもとにまとめて公開しております。

アレルギー性疾患① 皮膚の炎症

アトピー性皮膚炎とアレルギー性接触皮膚炎の見分けを

アレルギーの症状が皮膚に発症すれば、代表的な疾患として、アトピー性皮膚炎やアレルギー性接触皮膚炎があります。
アトピー性皮膚炎とは、大気中の汚染物質を呼吸、ダニやカビの吸引、食物の摂取などの抗原によるアレルギーの結果、広範囲な部位の皮膚に炎症症状が出る「アレルギー性皮膚炎」のうち、体質が関与する皮膚炎を「アトピー性皮膚炎」といいます。
アレルギー性接触皮膚炎とは、手や足などの、物質に接触した部位に限局性に発生する皮膚炎のことをいいます。

アトピー性皮膚炎

西岡清・東京医歯大教授:「アトピー性皮膚炎」(日本放送出版協会)から引用

アトピーは、かって成長段階で治癒したが、最近では成人になっても治癒しなかったり、成人の発症も増加傾向です。この増加の原因として、大気汚染・オゾン層の破壊、食事の欧米化や住環境の変化なども考えられています。

アトピー体質とは
「アレルギー」も「アトピー」もギリシア語で「異なった、奇妙な」という意味で、この語源から端を発し、普通の人には何でもない、食物や接触物や吸入物などに、異常に反応する「過敏体質」のことを「アトピー体質」と呼んでいます。
つまり、「アトピー体質」の人は、普通の人が平気な物に、過敏に反応して、容易に抗体lgEを作り出し、皮膚炎や花粉症や喘息などのアレルギーを起こしてしまいます。
「アレルギーマーチ」も増大する傾向です
最近は「アトピー性皮膚炎」から「気管支端息」、更に「アレルギー性鼻炎」へと、症状を変えてアレルギーが出る、「アレルギーマーチ」も増えています。
発症の主因・誘因
西岡清教授は、①主因・体質の存在、②悪化要因・抗原や刺激物の存在、の二つを挙げています。
  • 主因・体質の存在:前述の「軽微な抗原に対して、すぐに抗体を作り出そうとする過敏体質(アトビー体質)」。
  • 悪化要因・抗原や刺激物の存在:抗原とはアレルギー反応の結果、皮膚に湿疹やかゆみを起こさせる物質。刺激物とは接触して皮膚に灸症を起こさせる物質。
  • アトピー性皮膚炎の発症:主因の体質が存在し、抗原(ダニやカビなど)あるいは刺激物(皮膚炎を起こす物質)などの悪化要因が繰り返し作用し、アトピー性皮膚炎が発症します。

アレルギー性接触皮膚炎

田上八朗・東北大教授:「接触皮膚炎」(日本放送出版協会)から引用

金属や植物などとの接触が原因の皮膚炎
長引く皮膚炎には、金属や植物などの抗原となる物質に接触し、手や足などの接触部位に限局発症する皮膚炎です。
アレルギー性の皮膚炎ですが体質が関与する、アトピー性皮膚炎との直接の関連はないようです。
原因物質
多くの物質が抗原(アレルゲン)として作用することが判ってきましたが、大別すれば以下のようです。
  • 金属が原因
    ニッケルやコバルト(ネックレスなどのアクセサリー、金属製の腕時計やバンドなど)、クロム(革製品やセメントなどに含有)、義歯の金属(溶けて唇に炎症を起こすことがあります)
  • 植物が原因
    ウルシ、ギンナン、桜草(日本産ではなく、アメリカ産のもの)
  • 日常品が原因
    ゴム手袋、リップクリームなど、身の回りの化学合成品をよく見直してみましょう。
  • 薬品が原因
    緑内障用目薬による眼瞼周囲の湿疹、皮膚炎治療薬の副腎皮質ホルモン塗布による湿疹
抗原との接触がアレルギーの発症を招く
一度、アレルギー反応を起こす体質になると、その体質を治すことは、現在では不可能です。
アレルギー性接触皮膚灸を起こさないように、日頃から原因となりやすい物に注意し、触れないように心がけましょう。

アレルギー性皮膚炎の炎症対策

既述のように、「アトピー性皮膚炎」も「アレルギー性接触皮膚炎」も抗原抗体反応のため、根本的な治癒は望めないようです。

薬物療法
現段階では、対症療法として、①炎症を抑えるステロイド剤、②炎症を起こすヒスタミンを抑制する抗ヒスタミン剤、③ヒスタミンに作用する抗アレルギー剤があります。
  • テロイド剤(外用:塗布・吸入・点眼・点鼻)
    炎症の抑制に奏効、ステロイドに勝るものはない、と言われています。副作用:誤使用で、感染症、内出血、満月様顔貌、骨粗鬆症、糖尿病・高血圧の誘発、消化性潰瘍、子供の成長停止などがあります。
  • 抗ヒスタミン剤(内服)
    皮膚の浮腫や痒みを引き起こす炎症起因物質ヒスタミンの働きを阻止します。副作用:眠気・頭痛・全身倦怠感など。緑内障・前立腺肥大症・気管支喘息発作中は使用不可。
  • 抗アレルギー剤(内服)
    長期にわたって服用し、抗ヒスタミン剤と同様にヒスタミンの働きを阻止します。副作用:長期の服用のため、使用薬によっては、食欲減退、出血性膀胱炎、肝機能障害などを招く。
SOD様作用食品
アトピー性皮膚炎もアレルギー性接触皮膚炎も抗原抗体反応のため、長期の服用が必要となります。
SOD様作用食品は、ステロイド剤のような、副作用の心配はありません。
SOD様作用食品は、自然の植物を加工した副作用の全くない健康食品で、抜群の抗炎症効果を発揮します(第31回日本リウマチ学会で丹羽靭負(耕三)博士が発表)。

このページのトップへ