日本SOD研究会 | 活性酸素による様々な弊害や疾病と活性酸素を抑制する丹羽SOD様作用食品について

最近、健康の鍵を握る物質として“活性酸素”と“SOD”の役割がクローズアップされてきました。そして、“活性酸素”が体内で増加すると、がんや成人病を始め、種々の弊害や疾病を引き起こすことがここ数年の間で明らかになってきました。当サイトでは、活性酸素の作用、障害、除去について丹羽靭負(耕三)博士の著書を中心に、出版物、学会誌、各種新聞などの公的な資料をもとにまとめて公開しております。

アレルギー性疾患とは

丹羽靱負(耕三)・土佐清水病院長:「現代文明人の健康維持・美容・老化防止とSOD様作用作品」から引用

皮膚および粘膜に多く見られるアレルギー性疾患は、次のようです。

  • アレルギーが皮膚に発症すれば、アトピー性皮膚炎やアレルギー性接触皮膚炎に
  • アレルギーが粘膜に発症すれば、花粉症、アレルギー性鼻炎や気管支喘息などに

抗原抗体反応(アレルギー)とは

山崎龍男医学博士:「簡明医学辞典」(医歯薬出版㈱)から引用

生体には、外部からの異物である「抗原」に対して、防衛機能「抗体(抗原抗体反応)」があります。

抗原とは
この場合、外部からの刺激を「抗原:アレルゲン(アレルギーの起因物質)」といい、タンパク質で構成されています。
例えば、細菌やウィルス、花粉、大気汚染物質、各種の食品(サバ・エビなど)などがあります。
抗体とは
外部からの抗原に対し、自己を守るために、生体中の白血球が作る物質を「抗体」といいます。
抗体は≪非自己≫である抗原に対抗する物質で、抗原と同様にタンパク質であるグロブリンでできています。
グロブリン(Ig)は白血球が作り、5つのタイプがありますが、アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支炎などのアレルギー反応に関与するのは、IgEです。
抗原抗体反応とは
外部からの抗原と、生体を守ろうとする抗体が結合(反応)して、抗原の動きを止め、無毒化する反応を抗原抗体反応といいます。
コレラ菌の抗体はコレラ菌とのみ結合し、他の赤痢菌などとは反応しません。

抗原抗体反応とアレルギー

抗原抗体反応の進行過程
抗原抗体反応は、下のような過程を経て進行します。
  • 第1投階:外部からの抗原が生体に侵入する
  • 第2段階:抗原に対抗して、抗体が生体内に産生される
  • 第3段階:その後、抗原の再来に対し、生体内の抗体は防御反応をする(この第3段階が抗原抗体反応(アレルギー)です
抗原抗体反応の成立
最初に花粉などの抗原の襲来(第1投階)があっても、生体内には直ぐ抗体が産生(第2段階)されないため、抗原抗体反応(アレルギー)は起きません。
しかし、抗原の襲来が度重なると、生体内に抗体が産生されます(第2段階)。
抗体が産生された後で、抗原が来襲すると、第3段階の抗原抗体反応が起こります。

アレルギーとは、過剰な自己防衛反応

医学大辞典(南山堂)から引用

アレルギーとは、激しい抗原抗体反応!
アレルギーは、第3段階の抗原抗体反応が激しく、生体に有害な反応として現れる場合、この反応をアレルギーといいます。
私たちには、アレルギーによる症状を、例えば、粘膜では鼻みずや目のかゆみ、皮膚では葦麻疹のように、粘膜や皮膚の炎症症状として、理解することができます。
アレルギー性疾患の種類
アレルギー疾患とは、激しい抗原抗体反応によって起こる疾患をいいますが、例えば、主な疾患をあげます。
  • 呼吸器疾患:花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支炎、気管支喘息
  • 消化器疾患:口内炎、食事性アレルギー性胃炎、腸炎(アレルギー性下痢)、潰瘍性大腸炎
  • 循環器疾患:狭心症、心内膜炎、結節性動脈周囲炎、閉塞性動脈内膜炎
  • 皮膚科疾患:蕁麻疹、クインケ浮腫、結節性紅斑、湿疹、接触性皮膚炎
  • 眼科疾患:フリクテン、アレルギー性結膜炎、アレルギー性角膜炎、交感性眼炎
  • 自己免疫性疾患(膠原病):リウマチ様関節炎、エリテマトーデス、強皮症
  • その他の疾患:子癇、片頭痛、瀰漫性糸球体腎炎

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