日本SOD研究会 | 活性酸素による様々な弊害や疾病と活性酸素を抑制する丹羽SOD様作用食品について

最近、健康の鍵を握る物質として“活性酸素”と“SOD”の役割がクローズアップされてきました。そして、“活性酸素”が体内で増加すると、がんや成人病を始め、種々の弊害や疾病を引き起こすことがここ数年の間で明らかになってきました。当サイトでは、活性酸素の作用、障害、除去について丹羽靭負(耕三)博士の著書を中心に、出版物、学会誌、各種新聞などの公的な資料をもとにまとめて公開しております。

活性酸素とがん② 活性酸素と発がん・奇形

丹羽靱負(耕三)・土佐清水病院長著「激増 活性酸素が死を招く」(日本テレビ出版)から引用

活性酸素と発がんの関係については、全ての「がん」について明確にされているわけではありません。しかし、当サイトでも著しているように、多くの研究者が「活性酸素と発がん」の関係を述べておられます。
ここでは、上記の丹羽靭負(耕三)博士の著書を参考にして、「活性酸素と発がん」の関係をまとめてみます。

活性酸素と発がんの過程

「がんにかからないようにする」には「どうしたらがんが発生するか」というがん発生の原因を理解することです。発がんには、次の二つの段階を経るとされています。

第1段階=イニシェ-ション(引き金)→変異原(イニシェータ=引き金物質)が存在すること
細胞の遺伝子が障害され、発がんのきっかけが作られる段階です。細胞に突然変異(がん化)を起こさせ、がん細胞に変化させます。
遺伝子に障害を受けてすぐに、がん細胞になるわけではありません。人間には、自然治癒力があり、遺伝子が修復されるからです。
がん化するためには、次の段階の慢性刺激であるプロモーションという過程を経ます。
第2段階=プロモーション(促進)→慢性刺激(プロモータ=促進物質)が存在すること
第一段階で遺伝子に障害を受けた細胞が操り返し同様な環境にさらされると、自然治癒力である修復機能が追いつきません。 その結果、がん化した細胞は増殖し、いわゆる「がん」になってしまいます。
例えば、ダイオキシンなどの発がん物質を一時的に少量を食べて(イニシェ-ション)も、細胞はがん化いたしません。
ごく少量の細胞ががん化するかもしれませんが、それは、自然治癒力で遺伝子が修復され、発がんには至りません。
しかし、ダイオキシンなどの発がん物質を、常に大量に食べれ(プロモーション)ば、修復機能は追いつかず、がん化した細胞は増殖し、いわゆる「がん」になってしまいます。
体内で、活性酸素が増加するということは、このイニシェータとプロモータが増加するということで、活性酸素の増加は、がん化とがんの増殖に大きく関与している、といわれています。

活性酸素と死・発がん・奇形

活性酸素は多くの病気を引き起こす、といわれていますが、ここでは、活性酸素に起因する「死・発がん・奇形」について、丹羽靭負(耕三)博士の著書から引用してみます。

活性酸素による死
例えば、農薬のバラコートが大量に人体に入れば、大量の活性酸素が人体の細胞の核の中で作られ、核内の遺伝子DNAが徐々に破壊され、その人はやがて死んでしまいます。
また、原爆の投下や原発事故(放射能漏れ)での死は、放射線照射で人体内に発生した活性酸素が、瞬時に遺伝子DNAを破壊するためのものです。
活性酸素による発
農薬・殺虫剤・防腐剤・食品添加物・医薬品などの化学物質は、私たちにとって、功罪両面の意味を持ちます。それらの化学物質は、私たちの日常生活に多大な恩恵をもたらすと同時に、活性酸素の発生源に成っているからです。
長期間の化学物賃の蓄積や放射線の被爆は、体内に活性酸素を少しずつ作り、やはり遺伝子DNAを傷つけ、発がんにつながります。
活性酸素による奇形
遺伝子DNAが正常な両親からは、正常な赤ちやんが生まれますが、遺伝子DNAが傷ついた両親から、傷ついた遺伝子を貰った赤ちゃんには、間違った遺伝の命令が伝わり、奇形の赤ちやんが生まれることも考えられます。

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